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古川せせらぎ河川公園

梅林公園脇のせせらぎでホタルの幼虫放流の様子
ホタルの幼虫放流の様子(毎年3月、梅林公園脇のせせらぎにて/写真提供:佐東地区まちづくり協議会)

散策や川遊び、桜に梅に、お祭りに花火、ホタルも!!

太田川の支流・古川は、広島市安佐南区西原付近で太田川に合流する全長6.1kmの河川です。「せせらぎ公園」は、 その古川の上流部一帯に設けられた河川公園です。
両岸に芝生や木々が植えられ、間を縫うように散策路が続きます。また、親水に配慮された川は約30cmと浅く、反対側の岸に渡れるよう飛び石や丸木橋が配置してあるので、小さなお子さんも安心して川遊びが楽しめます。小魚や小エビ、ザリガニも見つけることができますよ。

春は、梅(梅林公園)や桜(川内第一公園周辺など)が見事に咲きそろい、お花見を楽しみながらお弁当を広げる人たちで賑わいます。

毎年3月には、梅林公園で「梅林春こい祭」が開催され(梅林春こい祭組織委員会主催)、「梅の種飛ばし」などの楽しいイベントや、たくさんの屋台が軒をつらねます。 子どもたちによるホタルの幼虫放流(画像上)や、電動スクーターの体験会なども。また7月には、川内第一公園(せせらぎ公園)で「せせらぎの夕べ」が開催され(せせらぎ会主催)、地域住民参加による歌謡イベントや花火大会などがあり、夏の風物詩となっています。

そして…特筆すべきは、「せせらホタル育て隊」が中心となって取り組んでいる「古川ホタルの里づくり」です。昔は古川地区一帯、あちらこちらで見られたホタル。家の中まで入ってくるほど乱舞して「そりゃあ、見事なもんだった」そうです。そんな光景を再び!と、ホタルがすみやすい環境を整えたり清掃を行うだけでなく、家庭でホタルを飼育して幼虫を放流するなど、試行錯誤しながら大事に育てています。
近い将来、ホタルの幻想的な光が降るほどの川に…。壮大な計画は現在進行中です。

暖かくなると、子どもたちが川遊びを楽しむ
幻想的な光を放つホタルの乱舞(6月ごろ)